mixi:栞那 : pixiv:Shiory : twitter:shiorinoji0309 : Piapro:栞那@暴挙の人 × [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Twitterの話の流れで
その内消すと思いますたぶんwwww
――――7月30日 北海道 某所 雨上がりの夜道を、1台のバスが走っていた。 見た目は普通の市営バス。乗客は20人ほど。とろとろと気だるそうに走行するそれは、雨で地盤が緩んでいるにも関わらず砂利道を進んでいた。 「『ぬぅ・・・ココどこなの(*´д`*)バスだと長いなぁ・・・。いったい何時につくんだ_ノ乙(、ン、)_日本の最北端はとーいなぁ・・・』……っと。」 バスの中ごろ、窓際の席で、携帯電話のキーボードをいじる女性。彼女は今、大型発言投稿サイト「Twitter」に、現在の状況を呟いているところだった。 投稿内容から見るに、ハンドルネームは「こも」というらしい。 「それにしても……ホントに、このバスであってるんだよね……?」 彼女の呟きを拾うものは居らず、車内の冷房にかき消されていった。 Φ ――――同日 横浜県内 某所 『ようやく仕事終わりました! やっと帰れます^^』 「っ~~――……ふぅ……」 Twitterに向けてENTERキーを押し、大きく背伸びを一つ。 画面に表示されているユーザ名は「ペケ」というらしい。スーツを着こなす、爽やかな印象の青年だ。 「……ん?」 『こも : ぬぅ・・・ココどこなの(*´д`*)バスだと長いなぁ・・・。いったい何時につくんだ_ノ乙(、ン、)_日本の最北端はとーいなぁ・・・』 『栞那 : ――それが、こも姉の最後の姿だった。』 『ゆづぽ : こもおおおおおおおおおお!!』 「あーあー……またこいつらは……」 呟きながら笑う。この「こも」「栞那」「ゆづぽ」の3人は、Twitter上でよく話す友人たちだ。 茶々を入れようと、つけたままだったパソコンに向かう。その時 『こも : ……あれ、マジでこれ、方面違う気がしてきた』 「……?」 普段顔文字を多用するこもの発言にしては、おかしい。 『ぺけ : @こも どうしました?』 『栞那 : @こも ・・・え?まじで?』 ――妙な胸騒ぎがした。 Φ ――同日 北海道 某所 「……あれ?」 異変に気付いたのは、呟きを投稿した直後だった。 外が真っ暗な上に、自分の知らない土地であるので気付けなかったが、市営バスであるはずのそのバスは、何故か10分以上停車していない。 「お、おい、このバスどこいってんだ!?」 声を上げたのは、車両後方の座席に座っていたサラリーマン風の男性。 「お客様、走行中は立ち上がらないようお願いいたします。」 冷静に、普段のアナウンスのトーンで、運転手が言う。 それは不安で塗りつぶされた心には十分な刺激だったらしい。男は目を見開き、手すりを頼りに運転手の下へと大股で歩いている。 「質問に答えろ! 俺たちをどこに――」 「走行中は座っていろと、言われただろう」 男の声をさえぎり、車内に鈍い音が響く。 「全員、動くな」 銃の柄で殴り倒された男が地面に伏す音をBGMに、運転手の横に座っていた男が立ち上がる。 鼻と口元を黒い布で隠した、迷彩服の男は、実銃を片手に言い放った。 「お前たちはこのまま、帰ることは出来ない」 Φ Φ PR COMMENTSCOMMENT FORM TRACKBACKSTRACKBACK URL |
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